看護師のシフトの種類で辛い・きつい例は?当たり前だと諦めないで!
更新:2023/04/12
[お仕事について]こんにちわ!ママナースあつ子です。毎日の業務お疲れさまです。
看護師のシフトの中で、辛い、きついと思う種類のシフトはどんなパターンですか?
シフトが出てウキウキして確認したら「なにこのきついシフト…。」「ここの期間辛いわー!」というようなシフトが組まれていたという経験は誰にでもあるでしょう。
でも、シフト制で夜勤もある看護師は、多少のきついシフトがあっても仕方ないと思っていませんか?
これくらいみんなこなしてると思っていませんか?
実はそれ、あなたの病院だけかもしれませんよ?
そこで看護師のきついシフトにはどんなパターンがあるのかを、辛いシフトの具体例や私の経験談をもとにお話しします。
「こんな辛いのうちだけだったのか!」と気づくチャンスになると嬉しいです。
目次
看護師のシフトの辛い・きつい例は?きついのは当たり前?
看護師のシフトには、辛い、きついパターンってありますよね。
きついシフトと言っても、2交代制か3交代制か、そのときの体調によっても感じ方が違うと思います。
また、「日勤より夜勤が好き」とか「2交代のほうが好き」など、好き嫌いによってもどんな勤務がきついと感じるのかは変わってくるでしょう。
そのため、「このシフトで辛いと思うなんて私が甘いのかも」と思いがちです。
また、日勤と夜勤に加えて、日長や遅出の日もあったりすると、相当不規則なシフトになりますが、「看護師なんて、不規則できついのは当たり前だよね。」と思っている看護師さんも多いと思います。
「休みの希望が通ってれば、多少辛くてもいいわ」という看護師さんもいるでしょう。
確かに、看護師は夜勤もあり、普通の会社員に比べるときつい勤務体制であることには間違いありません。
しかしだからと言って、きつすぎる・辛すぎるシフトがあるのは本当に仕方ないことなんでしょうか?
いいえ、仕方ないことではないんです!
きついシフトをこなさなくても働ける職場があるんです!
看護師のシフトの種類で、辛い・きつい例はこれだ!
看護師のシフトで、辛い・きついというのはどんなパターンなんでしょうか。
2交代と3交代のそれぞれで例をあげてみていきましょう。
2交代制の場合
今さらかとは思いますが、確認です。
2交代は、日勤と夜勤の交代制です。
日勤:8:30〜17:30
夜勤:16:30〜9:00
このような時間で区切られていて、1回の夜勤で2日分働いたことになります。
看護師は「入り、明け」という言葉をよく使いますが、
入りは夜勤に入る日、明けとは夜勤が終わる日のことを言います。
2交代のときの通常のシフトパターンの例
日勤→日勤→夜勤入り→夜勤明け→休み
2交代のときは、このようなパターンになることが多く、夜勤明けの次の日はたいてい休みです。
辛いシフトパターンの例
日勤→夜勤入り→夜勤明け→日勤→休み
日勤→夜勤入り→夜勤明け→夜勤→休み
夜勤明けの次の日が日勤であったり、もう1回夜勤が続いたりすることがあります。
2回目の夜勤は、3交代の場合の準夜勤のみであったり、深夜勤のみであることが多いです。
しかし、もう1回通しで夜勤をすることもあります。
このパターンはかなりきついですよね…。
2交代制の病院の場合、夜勤専門の看護師がいることもあります。
夜勤専門の看護師だと、夜勤が2回続くこともありますが、日勤もこなさなければいけない看護師の場合は夜勤連続はしんどいです。
また夜勤明けの次の日の日勤も、勤務終了から24時間たたずに次の勤務になるので辛いです。
しかも日勤は忙しいですからね。
夜勤明けの次の日にやむを得ず日勤をする場合は、土日など落ち着いている日にしてくれたり、遅出にしてくれるなど配慮してくれることもありますが、きついことに変わりはありません。
私の経験談
以前私が働いていた病棟は、基本的には2交代ですが、時々3交代になることもありました。
子育て中などで準夜勤しかできない、深夜勤しかできない、という看護師がいたからです。
そのため、「準夜→夜勤入り→夜勤明け」とか、「夜勤入り→夜勤明け→深夜勤」というようなシフトになることもありました。
そのときは、それが普通だと思っていました。特別きついとも思いませんでした。
しかし、別の病院に転職した同期に「それって普通じゃないんだよ!」と言われてびっくりしたのを覚えています。
3交代制の場合
3交代の場合は、日勤、準夜勤、深夜勤に分けられます。
日勤:8:30〜17:30
準夜勤:16:30〜24:30
深夜勤:0:00〜9:00
このような時間で区切られています。
3交代のときの通常のシフトパターンの例
休み→深夜勤→深夜勤→休み
日勤→日勤→準夜勤→休み
このようなパターンになることが多いです。
休みの次の日に深夜勤になるので、休みを満喫できなかったり、準夜勤の次の日が休みの場合、準夜勤が終わる時間にはもう休みに入っているので、なんか損した気分になるんですよね。
辛いシフトパターンの例
日勤→深夜勤→休み
日勤→準夜勤→日勤→休み
日勤から深夜の場合は17:30に日勤を終え、また24:00には深夜勤に来なければならないので、日勤が定時で終わったとしても相当きついです。
また準夜の後の日勤も、あまり休めないままハードな日勤をこなさないといけないので辛いですね。
長日勤、遅出、早出とは?
夜勤帯は看護師の人数が少ないですが、夕食の時間や朝食、採血・検温の時間帯はバタバタ忙しくなります。
その時間の助っ人として、遅出や早出の看護師で対応している職場は多いです。
遅出:11:00〜20:00
早出:7:00〜16:00
このような場合、早出→深夜勤、深夜勤→遅出というシフトが組まれることもあります。
また2交代制の職場では長日勤というものを取り入れていることもあります。
2交代では夜勤の時間が長くなるので、夜勤時間を短縮するため、日勤の時間を長くするというものです。
長日勤:8:30〜21:00
夜勤:21:00〜9:00
このような時間帯になることが多いです。
この場合は、長日勤→日勤→日勤など長日勤の後に日勤が続くときついです。
その他のきつい例
2交替か3交替かに関わらず、辛いパターンもあります。
- 5連勤以上なのに連休がない
- 月に1度も連休がない
- 土日休みがない
- 急な休み、出勤がある
などです。
土日休みや連休については「平日休みが好き」「連休よりもちょこちょこ休める方が好き」など、看護師それぞれの好みの問題なので、あなたが納得していればいいと思います。
しかし、5連勤以上が何クールも続いたり、それなのに連休がなかったりするときついですよね。
また、休日出勤があるのはもちろん、「明日暇そうだから休んでいいよ」と急に言われるのも辛かったりします。
もっと楽に働いている看護師がいます!
看護師のきつい・辛いパターンのシフトを紹介しましたが、あなたの職場のシフトと比べてどうでしたか?
「きつい種類のシフトがザラにあるんだけど。」という看護師さん、お疲れさまです。
「どこの病院でも、みんな看護師はしんどいシフトで頑張ってるんだから」と自分を鼓舞してきたかもしれませんが、残念ながら他の看護師はもっと楽なシフトで働いているんです。
今まで頑張ってきたのに…がっかりしますよね。
看護師のシフトは、きつい・辛いだけではない!その例をご紹介!
看護師のシフトは、きつい・辛いパターンばかりではありません。
他の看護師はもっと楽なシフトで働いていると言いましたよね。
それは、ハチャメチャなシフトにならないよう看護協会がシフト作成のルールを決めているからなんです。
- 勤務と勤務の間隔は11時間以上あける
- 夜勤の連続回数は2回までとする
- 連続勤務日数は5日以内とする
- 月に1度は前後に夜勤のない土日休みをつくる
こちらがその一部です。
このルールを守っていれば、3交代の日勤→深夜という勤務や、2交代の夜勤→準夜というようなきついパターンにはならないはずなんです。
「そんなルールがあっても、うちの病院は全然守られてないから辛いシフトが多すぎる!守ってる病院なんかあるの?」と思ったあなた!
もちろん、ちゃんとルールを守っている病院はあります!
私の経験談ー3交代編ー
15年くらい前、私が新人看護師のときは3交代が主流で、日勤→深夜や準夜→日勤も普通でした。
私が入職した年は看護師の人数が本当に少なくて、先輩看護師が「もう15連勤だよー!」と嘆いていることもありました。
看護師ってすごい世界だなと驚きましたが、15連勤なんてひどいものはそのときだけで、私は経験したことはありません。
だんだんと看護協会のルールをもとに準夜→日勤がなくなり、異常な連勤もなくなり、2交代へシフトしていきました。
私の経験談ー2交代編ー
最初の職場で3交代を経験して以降は、職場は変わったもののずっと2交代制でした。
夜勤は5〜6回で、夜勤明けの次の日は休み。
夜勤の後に夜勤があったり、6連勤になることもありましたが、2〜3ヶ月に1度くらいでした。
3〜4日毎に休みがあり、連休もあり、バランスの良いシフトを作ってくれる師長が多かったです。
ただ、病棟が落ち着いていると勤務変更をする師長もいました。
落ち着いているときに有給を使わせてあげよう、という気遣いだったのですが、「明日休んでいいよ」とか「明日は夜勤じゃなくて日勤やって」と突然言われるので気分は複雑でした。
急きょ日勤になったりすると「明日も日勤かぁー!日勤が続くときついな」と思うこともありましたね。
でも、交代で休めるので「急な変更はやめて!」とは思いませんでした。
きつくないシフトで働く看護師は多い!
看護協会のルールを100%遵守したシフトを毎月作る、という師長の下で働いたことはありませんが、今思えばほとんどのルールが守られていたと思います。
今思えば、というのは、働いているときは、看護師のシフトの組み方のルールについて詳しく知らなかったからです。
「こんなにきついなんてどうなってるの?おかしくない?」という気持ちにもならず働いていたからだと思います。
私は10年以上看護師として働きましたが、辛いシフトばかりの職場では働いたことはないし、きついシフトで働いている看護師の話もあまり聞いたことがありません。
なので、わりと楽に働いている看護師のほうが多いと思うんです!
看護師のシフトがきつい・辛い例ばかりのときの対処法
看護師のシフトが、時にはきつくて辛いパターンになってしまうことは、仕方がないこともあります。
新年度の始まりやスタッフの体調不良など人手不足の時期には、ある程度きついシフトになってしまいます。
しかし!期間限定ではなく、いつもいつも辛いシフトで働いているというのは普通ではありません。
きつい種類のシフトばかりだと、体調を崩したり、ミスをしてしまうというリスクがあります。
またせっかくの休みの日も、ずっと寝てないと体力が回復しないなんてこともあるかもしれません。
それじゃあ、休みの日がもったいないですよね。
あなたがこれからも看護師として長く働いていくつもりなら、対策を考えなければなりません。
その対策とはきつくないシフトで働ける職場に転職することです。
辛くないシフトで働ける職場なら、体力的にも精神的にも楽になるのはもちろん、プライベートも楽しくなります!
連勤があまりないから日勤後でも食事に行けたり、夜勤の後は必ず休みだからプチ旅行できたりしますよ。
休みの日を思いっきり満喫できるはずです!
看護師の転職サイトが便利!
転職を検討するなら、看護師の転職サイトを利用するといいです。
辛いシフトの種類についてお話ししてきましたが、辛い・きついというのは個人の感じ方によって違いがあります。
2交代、3交代の好みもあるでしょう。
そのような好みや、きつさの感じ方を転職サイトの転職コンサルタントに話してみてください。
あなたに合ったシフトで働ける職場を探してくれます!
まとめ
看護師の辛い・きつい種類のシフトの例についてお話ししてきましたが、いかがでしたか?
一般的に辛いと思われる例について紹介しましたが、きついシフトというのは2交替か3交替か、そのときの体調や個人の感じ方などにより差があります。
看護師は夜勤もあるので、時にはきつい勤務になってしまうことも仕方ないことではあります。
しかし、時にはではなく、辛いシフトが日常茶飯事だというのはちょっと問題です。
多くの看護師は、そんな辛いシフトで働いていません。もっと楽に働いているんです。
なので、いつもいつもきついシフトで働いているという看護師さんは、もっと楽に働ける職場へ転職することをオススメします!
辛くないシフトで働ければ、身体的、精神的に楽になるだけでなく、プライベートも満喫することができます!
プライベートが楽しくなりリフレッシュできれば、仕事のヤル気もアップしますよね!
あなたがきついシフトから解放され、ゆったり働けるように私も応援しています!
看護師転職サイトのおすすめ
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執筆者情報
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