看護師の転職の流れを知り、転職について具体的にイメージしてみよう!
公開:2018/08/31
[転職について]こんにちわ!ママナースあつ子です。毎日の業務お疲れさまです。
看護師が転職する流れって知っていますか?
違う病院で働いてみたいなぁとか、違う分野も経験したいとか、もっと都会で働きたいとか、一度は転職について考えたことのある看護師は多いと思います。
ですが、初めての転職だと、何から始めたらいいのかさっぱりわからない人も多いでしょう。
もしくは、なんとなくの流れはわかっていても、転職先を見つけて転職することや、今の病院で退職手続きをして退職することはものすごく大変だと漠然と感じていて、私にできるんだろうか?と不安に思っている人もいるかもしれません。
今の病院を退職して、しばらく休んでから新しい職場を探そうと思っている看護師は、退職と転職、ひとつずつ手順を踏んでいけばいいので、そんなにややこしくはありません。
しかし、退職したらすぐ転職したいという人は、退職と転職を同時進行でこなしていかなければなりません。
これが、とてつもなくややこしい気がして転職を決心できない看護師さんって、けっこう多いんじゃないかと思うんですが、どうですか?
そこで今回は、看護師が退職と転職を同時進行でこなす場合の流れについてお教えします!
流れがきちんとわかれば、やるべきことがはっきりし、漠然とした不安も軽くなり、転職についてより具体的にイメージすることができると思います。
転職したいけど、何から始めたらいいのかわからない、なんか大変そうだから転職は無理な気がする、という看護師さん、必見ですよ!
看護師の転職の流れ その1:転職する時期を決める!
では、さっそく看護師の転職の流れをみていきましょう。
まずは転職したい時期を決めます。これからのステップで、思ったように進まないことが必ず出てくると思うので、余裕をもって時期を決めてください。
今の病院を退職するだけでも、スムーズに話が進んだとしても1ヶ月はかかるので、転職する時期は少なくとも3ヶ月後、ゆったり余裕をもって半年くらい先がいいんじゃないかと思います。
逆に、「いい病院があるまで待つ、1年先の転職でもいい」と余りにも先に目標を設定すると、転職する気がなくなってしまったり、今の病院を退職できない状況になってしまうことも考えられるので、やっぱり半年後くらいがいいんじゃないでしょうかね。
もちろん、何か理由や目標があっての1年後なら、全然問題ありません!
そして、今の病院を退職するために必要な書類や提出期限なども、就業規則で確認しておきましょう。
看護師の転職の流れ その2:転職先の条件をピックアップ!
看護師の転職の流れの次のステップは転職先の条件をピックアップすることです。
働きたい分野、病院の場所、夜勤はできるか、フルタイムかパートかなど勤務時間、お給料、人間関係などなど、希望をあげていきましょう。
考え始めると、あれもこれも欲張りたくなるとは思いますが、全ての希望を満たす病院があるとは限りません。
なので、希望の条件をピックアップすると同時に、いちばん譲れないものは何か、妥協できるものはあるかなど、優先順位を決めておくといいでしょう。
看護師の転職の流れ その3:転職したい病院を決める!
看護師の転職の流れ、その3は転職したい病院を決めることです。
希望の条件をもとに病院を探します。
病院を探し始めると、また新しく希望することが増えたり、優先順位が変わったりすると思います。
その都度考え直したりしながら、様々な病院を比べ、見学に行ける距離で時間があれば実際の病院を見学して「ここで働きたい!」と思える病院を見つけてください。
どうしても迷ってしまうなら、1つに絞らなくてもいいと思います。
ただあまり多すぎると、これから面接日を調整したりするのが大変になりますし、いくつも内定をもらえた場合、どちらに就職するか迷ってしまったりお断りするのも気まずかったりするので、多くても2つくらいがいいでしょう。
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看護師の転職の流れ その4:今の病院に退職を申し出る!
看護師の転職の流れで次にするべきことは、今の病院に退職の意思を伝えることです。
就業規則で退職の申し出の期限について確認してあると思いますが、やはりそれより余裕をもって伝えてくださいね。
例え退職したい日の1ヶ月前に申告すればオッケーだったとしても、引き留められたり、師長と話す時間がなかったりで、なかなか退職の了承を得られないのは看護師あるあるです。
師長が時間に余裕がありそうなときや、機嫌がよさそうなときなど、タイミングを見計らって伝えるようにしましょう。
「退職するんだから、どう思われようと関係ないわ」と思う人もいるかもしれませんが、退職するとは言え、社会人として、モメずに円満退職できるよう誠意をもって行動することが必要です。
円満退職する方法を知りたい人はこちらもチェック!<看護師が円満退職するためには、辞めるタイミングの見極めがカギ!>
看護師の転職の流れ その5:転職したい病院の応募書類を作成する!
看護師の転職の流れの次のステップは、転職したい病院の応募書類を作成することです。
転職先の病院は、まず応募書類によってあなたについて知り、あなたのことを判断します。
人気があってたくさんの応募があるような病院では、書類だけで落とされてしまうこともあります。
不備なく、そして自分をアピールできるものをしっかりと準備してくださいね。
看護師の転職の流れ その6:転職したい病院に応募する!
看護師の転職の流れ、お次は転職したい病院に応募しましょう。
応募書類がきちんと用意できたら、転職したい病院に応募します。
その後、筆記試験や面接の日程を決めるので、勤務や予定をよく確認しておいてくださいね。
看護師の転職の流れ その7:転職したい病院の筆記試験、面接の対策をする!
看護師の転職の流れで次にするべきことは、転職したい病院の筆記試験、面接の対策をすることです。
筆記試験は実施していない病院も多いですが、もしある場合は、看護観を問われるような小論文なのか、看護師としての基礎知識を問われるような試験なのか、確認しておくといいでしょう。
「筆記試験なんて自信ない!いつから勉強すればいいのかな?」と不安になってしまった人もいるかもしれませんね。
しかし、そこまで難題がでることはありません。
落とすための試験ではなく、採用するために最低限の基礎知識があるかを確認するものだと思ってください。
しかし、小論文は日頃書き慣れていない人が多いと思うので、時間と文字数を決めて練習しておいたほうがいいと思います。
一方、面接は多くの病院で実施されることが多いです。
志望動機を考えておくのはもちろん、髪型や服装など就職活動にふさわしいものを準備しておいてくださいね。
看護師の転職の流れ その8:転職したい病院の筆記試験、面接を受ける!
看護師の転職の流れの次のステップは、転職したい病院の筆記試験、面接を受けることです。
時間や場所をきちんと確認して、間違いのないようにしましょう。
忘れ物がないかも要チェックです!
あとは練習してきたことをするだけなので、落ち着いて頑張って来てくださいね!
看護師の転職の流れ その9:今の病院から退職の了承を得る!
看護師の転職の流れの次のステップは、今の病院から退職の了承を得ることです。
どこの病院でも看護師は不足しているし、バリバリ働ける看護師を手放すのは嫌ですから、引き留められることがあると思います。
なんだかんだと理由をつけて引き留めたり、面接をする機会さえ作ってもらえないというような手強い上司を持つ場合、このステップが転職の流れのなかで最大の難関になるでしょう。
そんな手強い上司を持つ看護師さんは、ぜひこちらをチェックしてくださいね!<看護師が退職できないとき、退職理由をアレンジするとうまくいく!>
看護師の転職の流れ その10:今の病院に退職願を提出し、退職日を決定する!
看護師の転職の流れのなかでの最難関を突破したら、次は今の病院に退職願を提出し、退職日を決定してください!
退職の了承を得られたからと言って、明日辞めますというのは難しいです。
あなたの代わりの看護師を探す時間が必要ですし、あなたの仕事を引き継いでくれる人を決めなければならないからです。
1ヶ月くらい先に退職日を設定するといいと思いますが、病院側とも相談してみてください。
看護師の転職の流れ その11:今の病院で引き継ぎをする!
看護師の転職の流れの次の手順は、今の病院で引き継ぎをすることです。
上司だけでなく病棟スタッフにも退職する旨を伝えて、仕事の引き継ぎを始めましょう。
引き継いでくれる相手のことも考えて、やはり時間の余裕をもって進めていくことが大切です。
「辞めるんだから適当でいいでしょ」なんて思って引き継ぐと、退職してからも「これってどうなってるの?」と連絡がきたりしますので、わかりやすく確実に引き継ぎましょう。
看護師の転職の流れ その12:転職したい病院から内定をもらう!
看護師の転職の流れの次のステップは、転職したい病院から内定をもらうことです。
内定は面接をした翌日から、遅くても2週間以内には連絡が来ることが一般的です。
最初に電話で連絡やメールで連絡が来て、それから内定通知書が送られてきます。
内定通知書に、具体的な勤務時間や給料について詳しく書かれているので、必ず隅々まで確認してくださいね!
もし内定通知書の内容に疑問点や確認したいことがあれば、電話で確認してみてください。
看護師の転職の流れ その13:転職したい病院の内定を受諾し、入職日を決定する
看護師の転職の流れで次にするべきことは、転職したい病院の内定を受諾し、入職日を決定することです。
内定をもらってから1週間以内に返事をしましょう。
辞退する場合も同様です。そして内定の連絡と同じく、まずは電話で連絡し、その後に内定承諾書を送ります。
内定通知書の内容で確認したいことはあるけれど、内定を受諾することに変わりないという場合は、内定受諾の電話をしたときに確認するのでもいいと思います。
その内容によっては内定辞退も考えるような場合は、なるべく早く確認し、よく考えてから返事をしてくださいね。
看護師の転職の流れ その14:今の病院を退職する!
看護師の転職の流れも佳境に入ってきました。
いよいよ今の病院を退職します。
看護師への引き継ぎだけでなく、事務的な手続きも滞りなく終わるように準備しておいてください。
上司やスタッフに挨拶をし、私物を片付け、退職しましょう。
看護師の転職の流れ その15:転職先の病院に入職する準備をする!
看護師の転職の流れで次にするべきことは、転職先の病院に入職する準備をすることです。
健康診断を受けるよう言われたり、白衣の採寸も必要になると思います。
その他にも転職先から指定されたことは、入職日までにきちんと済ませておきましょう。
また、引っ越しが必要な人は、この時期にしておくといいと思います。
病院まで何で通うのか、どのくらい時間がかかるのかもシミュレーションしておいてくださいね!
環境が変わり、仕事もプライベートも慣れるまでは大変だと思うので、事前に準備できることはできるだけしておきましょう!
看護師の転職の流れ その16:転職先の病院に入職する!
看護師の転職の流れ、最終段階は転職先の病院に入職することです!
おめでとうございます!
転職の流れとしてはこれで終わりですが、これから新たに学ぶことや慣れていくことがたくさんありますよね。
引き続き頑張って、看護師としての経験値を上げていきましょう!
看護師の転職の流れは、転職コンサルタントと二人三脚でこなすこともできる!
看護師の転職の流れについて理解してもらえたでしょうか?具体的にイメージできましたか?
多少前後するところもあるかとは思いますが、だいたいの流れはこんな感じです。
「転職の流れはわかったけど、16段階もあるとはなぁ」と、よけいに躊躇してしまった人もいるかもしれませんね。
退職と転職を同時進行でこなすのは、確かに大変だと思います。引き留められてなかなか退職できなかったり、とにかく疲れていて転職したい病院を見つける時間がなかったり、スムーズにいかないことがきっとあると思うからです。
そんなときは、1人ですべてこなそうとせず、転職サイトの転職コンサルタントにお手伝いしてもらいませんか?
転職コンサルタントは、あなたの希望に合う病院を探してくれたり、その病院と連絡を取り合って面接の日程を調整してくれたりします。
あなたでなくてもできることは、転職コンサルタントが代わってやってくれるのです。
また筆記試験や、面接の対策も抜かりなくやってくれますよ。
どんな問題がでるか、面接ではどんな風に答えるといいか、アドバイスをくれます。
あなたの転職活動の心強い味方になってくれるでしょう!
ぜひ転職コンサルタントと二人三脚で、転職を成功させてください!
「転職したいけどどうしたらいいのかわからないし、大変そうだから…」と躊躇していた人が、少しでも転職について具体的にイメージすることができていたら私も嬉しいです!
あなたの希望に合った病院に転職できるよう、転職活動、頑張ってくださいね!
看護師転職サイトのおすすめ
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