看護師は性格悪い人が多い!?本当に性格悪い看護師には要注意!
更新:2023/04/12
[お仕事について]こんにちわ!ママナースあつ子です。毎日の業務お疲れさまです。
「看護師って性格悪い人多いんじゃない?」
「なんでこんな性格悪い人が先輩看護師なの?」
と思ったこと、一度はありますよね?
「一度どころじゃないわ、毎日思ってるわ」という看護師さん、大変なところにお勤めのようですね…お疲れさまです。
看護師は性格悪い人が多いんじゃないかという疑惑は、看護学生時代の実習のときから芽生えることが多いと思います。
そして、新人看護師として働き始めて確信に変わりますよね。
「看護学生も新人看護師もみんな通ってきた道なのに、なんでこんな邪険にされるの?」と私もよく思いました。
しかし!看護師に性格悪い人が特別多いということはありません!
どの職業でも性格悪い人というのは一定数いると思いますが、看護師もその程度なはずなんです。
ではなぜ看護師は性格悪い人が多いと思ってしまうのか、本当に性格悪い看護師がたくさんいる職場で働いている人はどうしたらいいのか、考えていきますよ!
目次
看護師は性格が悪い人が多い?そう思われてしまう要因
「看護師は性格悪い人が多いわけではない」と話しましたが、それはなぜかと言うと、本当に性格が悪い人は看護師になろうとは思わないはずだからです。
昔から看護師の仕事は「きつい・汚い・危険」の3Kと言われていますが、それでも患者さんのために何かしてあげたいと看護師を目指すわけですから、優しくて、人と関わることが好きで、ありがとうの一言で頑張れるという人がほとんどなはずなんです。
看護師が性格悪いと思われてしまうのはなぜ?
じゃあなぜ、本来は優しいはずの看護師が、性格悪い人が多いと思われてしまうんでしょうか?
こんな理由が考えられます。
どうですか?
共感できるものがあるんじゃないでしょうか?
いつも忙しい、ストレス過多でイライラしている
看護師は、仕事中はいつも忙しく気が抜けないですよね。
そして夜勤があり不規則な生活をしているので、一般的な人よりもストレスの多い環境にいることが多いです。
そのため、ちょっとしたことでイライラしてしまったり、忙しいときに声をかけてきた後輩にきつく当たってしまったりすることもあるんです。
でも後輩からすると、「何でも聞けって言われてるから聞いたのに、なんでそんな冷たくされなきゃいけないの?性格悪っ!」と思いますよね。
私もよく思っていました。
強気でないとやっていけない、プライドがある
看護師は医師をはじめ、たくさんの職種と連携しながら仕事をしますよね。
その中でも、最も患者さんに近い存在であり、患者さんの声を代弁できるのは私たちだというプライドがあるため、時には他職種に対し、強く自己主張しなければならないこともあります。
看護師同士でも、カンファレンスなどで意見をぶつけ合うことがあるでしょう。
そんな姿をみて「なんでそんな強気で上から目線なの?性格悪っ!」と思う若手看護師も多いと思います。
女社会だから
看護師には派閥があったり、集まると悪口を言ったりする人も多いでしょう。
でもそれは、看護師に限らずOLなどどんな職種でも同じだと思います。
ただ看護師は女社会であり、それを制止したり中和したりできる男性が少ないので、女性の嫌な部分が強調されてしまうんです。
そのため、看護師は性格悪い人が多いと思ってしまいがちなんだと思います。
優しいはずだという先入観がある
「看護師=優しい」とインプットされていて、少しでも冷たくされたりすると「何その言い方、性格悪っ!」と思ってしまうパターンもあるでしょう。
相手が看護師でなければそうは思わないなという場合は、看護師への期待値が上がりすぎているのかもしれません。
命を預かるから指導が厳しくなることも
また、看護師は職業柄ミスが許されないという厳しい側面もありますよね。
先輩看護師としても「ミスしたっていいよ、次頑張ればさ!」と優しく言ってあげたい、でも軽々しくそんなこと言えないし厳しく指導しなくちゃ、という葛藤があるんです。
また、後輩と仲良くなってしまうと注意しづらくなってしまうから、一人前になるまでは距離をおいて付き合いたいと思っている先輩看護師はけっこう多いです。
「えー?そんなこと言っていじめたいだけでしょ?普通に仲良くしてくれればいいじゃん!」と後輩からしたら思いますよね。私もそう思っていました。
だけど先輩になってわかりました。
仲良くなってしまうと、「ここは厳しく言わなくちゃ」というときに、なかなかビシッと言えないんですよね。どうしてもやんわり優しくなってしまうんです。
それでも相手に伝わればいいですが、やはり命を預かる仕事なので時には厳しく指導しなければならない場面は多々あります。
厳しくビシッと指導するのは、先輩看護師のストレス発散ではなく、後輩に成長してほしい、デキる看護師になってほしいという思いの表れなんです。
そう思うと、性格悪いと思っていた先輩を見る目が少し変わりませんか?
看護師は性格悪いわけではない、気が強いのだ!
看護師が性格悪いと思われてしまう原因について考えてきました。
看護師は精神的にタフでないとやっていけず、自己主張しなければならないことも増えるので、気が強くなりがちです。
そのために、性格悪いと思われてしまうことが多いんですよね。
しかーし!!
「いやいや、それもあるかもしれないけど、それにしてもあの先輩はひどい」
「気が強いだけなんて、そんな良い解釈はできない!」
「あれが愛のある指導だとは思えない!」
と思うほど、本当に意地悪な看護師が職場にいるというあなた!
そうですね、性格悪いように見えるだけ、気が強いだけ、という言葉では納得できないような、本当に性格悪い看護師も残念ながら一部存在します。
では、本当に性格悪い看護師とは、どんな看護師なんでしょうか。
看護師は性格悪い人が多いわけではない!一部の本当に性格悪い人の特徴
看護師は性格悪い人が多いわけではなく、精神的にタフであること、職業柄厳しい指導が必要であるために、そう思われがちだということがわかりました。
看護師を目指そうと思う時点で、優しいはずですからね。
しかし、そんな優しいはずの看護師の中にも、本当に性格悪い人っていますよね。
本当に性格悪い看護師とはどんな人のことなんでしょうか。
「そんなの知ってるよ、うちにもいるんだから!」と思わずにチェックしてみてくださいね。
どうですか?
「あーいるいる!まさにあの人だわ!」と思ったかもしれませんね。
他人のミスに厳しく、自分のミスには甘い
後輩のミスを大げさに怒ったり、他の人に言いふらす人っていますよね。
もちろん厳しく指導する場面も必要ですが、必要以上に怒ったり、以前のミスを持ち出してネチネチ言う人は性格悪いと思います。
また、他の看護師が同じミスをしないように共有するのは必要なことですが、ただただ「あり得ないよね」と言いふらしたいだけの人もいます。
そういう人に限って、自分がミスしたときは人のせいにしたり、不可抗力だったと主張したりして、性格悪いなぁと思ってしまいます。
自分の手柄をアピールする
後輩が褒められたときなどに「私が指導したからよ!」と周りに主張したり、逆に後輩がミスしたときに「私は指導したのに!」とか言う人も嫌ですよね。
指導してきた後輩が成功したときは「あなたが頑張ったからだよ」と本人に声をかけ、失敗してしまったときには「私の指導が足りなかったから」と周りに言えるような先輩だったら、スマートでかっこいいのになぁと思ってしまいます。
相手によって態度を変える、グチばかり言う、人格否定する
これぞまさに、性格悪い人の典型!といった感じですよね。
好き嫌いがハッキリしていて、好きな人には甘く、嫌いな人の悪口ばかり言う。逆に嫌いな人には挨拶もしなかったり、嫌いな人がミスしようもんなら嫌味や人格否定するようなことまで言ったりします。
女社会ですから、多少の好き嫌いや悪口は仕方ないと思います。
でも好き嫌いがあからさま過ぎたり、口を開けば悪口ばかり、指導だからと人格否定するような人は、本当に性格悪いと思いますよね。
患者さんより自分中心
患者さんから何か要望があっても、自分の仕事が増えるのが嫌で、何かしらの理由をつけて拒否したり、自分が受け持ちじゃない日に約束したりする看護師もいると思います。
忙しいと面倒だなぁと思う気持ちはわかりますが、時間や人手が足りないなどやむを得ない理由がないのに、自分の都合で動いている人をみると、なんで看護師になったの?と思ってしまいます。
他職種を見下す
看護師としてのプライドを持って働くのはいいのですが、他職種のスタッフを見下すような人もいますよね。
他職種と看護師は対等であるはずなのに、自分の指示で思うように動かそうとしたり、他職種のスタッフの主張を受け入れようとしない人をみると、性格悪いと思ってしまいます。
看護師は性格悪い人が多いわけではない!一部の本当に性格悪い人との付き合い方
看護師に性格悪い人が多いわけではないけれど、一定数いる本当に性格悪い人の特徴についてみてきました。
あなたの周りにもそんな人がいるかもしれませんね。
では、そんな本当に性格悪い看護師と、あなたはどのように付き合っていますか?
一緒に働いている以上、無視するわけにもいかないし、どうにか上手く付き合うしかないですよね。
そこで次は、本当に性格悪い看護師とどのように付き合っていけばいいか、お教えしますよ!
こういう人もいると割りきる
性格悪い看護師がいると、嫌な気持ちになったりイライラしたりしますよね。
自分に直接的な被害はなくても、他の看護師が人格否定されたり嫌味を言われたりしているのを見るだけで、嫌な気持ちになることもあると思います。
そんなときは「プライベートがうまくいってないのかな。余裕がないんだな。」とか「自分の好き嫌いで接し方を変えるなんて子どもみたい」、「他人を攻撃してストレス発散するような人の言うことは気にしない」と割りきって、「みんなに性格悪いと思われてるのに気づいてないなんてかわいそう」と哀れに思って、相手にしない、聞き流すのがいいと思います。
しかし、相手は性格悪い看護師ですから、攻撃した相手が全くダメージを受けてないとわかると面白くない!と思う危険性があります。次はもっと言ってやる!と思うかもしれません。
なので、攻撃されたらダメージを受けたフリをしてしゅんとして見せて、聞き流すのが大人の対応でしょう。
他に信頼できる人を見つける
そして思いっきりグチれて信頼できる人を見つけましょう。
性格悪い人だと割りきって付き合ったとしても、あまりにも攻撃されて落ち込んだり、好き勝手にいろいろ言われてイライラすることはあるでしょうから、そんなときに思いっきり吐き出せる人がいるといいですよね。
グチる相手も同じ職場の人の方が、わかり合えてスッキリすると思いますが、グチっていることがバレる危険も高いので十分に注意してください!
そして本当にその相手は信用できるか、その人の周りに性格悪い看護師と仲良くしている人はいないかなど、しっかりリサーチしてくださいね。
距離をとる
性格悪い看護師とは仲良くしたいと思わないでしょうから、必要以上に関わらないように距離をとるのも手です。
ですが、無視をするとか全くコミュニケーションをとらないというのは難しいですし、それでターゲットにされても嫌なので、挨拶や仕事上のコミュニケーションなど、やるべきことはきちんとやりましょう。
好き嫌いが激しいタイプの性格悪い看護師がいる場合、「嫌われてネチネチやられるくらいなら、好かれたい、近づきたい」と思うこともあるかもしれません。
好かれる自信があるならいいと思います。
しかし、嫌いな人に愛想を振りまき続けるのはしんどいでしょうし、そんなあなたを見て、周りの人は良くは思わないでしょう。
性格悪い看護師にさえ好かれれば、他の人に嫌われてもいい!というなら良いですが、あまりオススメはしません。
自分は同じことをしない
自分は同じことをしない、私はこれが一番大事だと思います。
いくら相手が性格悪いとは言え、自分も同じことを相手にやり返したり、後輩にしてしまったら、結局は自分も性格悪いってことになりますよね。
私は性格悪い看護師に出会う度、「絶対に同じことはしない!私はあの人とは違う!」と言い聞かせて働いてきました。
その一方で「いつか痛い目にあえばいいのに」とか「そんなんじゃ彼氏にもフラれるんじゃない」とか真っ黒いことも思ってましたけどね。
私も性格悪いかもしれませんが、声に出さなければいいんじゃないかと思います。
看護師は性格悪い人が多いわけではない!でも本当に性格が悪い人が多いなら転職
本当に性格悪い看護師との付き合い方についてみてきました。
その中でも
自分は同じことをしないということが大事であり、性格悪い人に好かれようとするのはオススメできないと言いましたが、それにはちゃんと理由があるんです。
私の体験談
新人看護師のときに、聞こえるように悪口を言ったり、忙しいとイライラして八つ当たりしてくる性格悪い先輩看護師がいて、同期といつもグチっていました。
「私たちは絶対にそういうことをしない先輩になろう!」と決めて、実際に先輩になってからも、自分たちがされて嫌だったことはしないように心がけていました。
性格悪い先輩が辞めていき、先輩から意地悪をされずに育った後輩たちは、自然と意地悪をしない先輩に育っていったと思います。
人間関係もわりと良かったです。
しかし、その後異動した病棟は、とにかく師長の性格が悪い!
好き嫌いで態度は変わるし、みんなの前で怒ったり人格否定するのは当たり前で、それを堂々と「指導だ」と言ってしまうような人でした。
今ならパワハラで訴えられかねません!
経験年数に関わらず、師長に好かれれば何でも認められ、嫌われれば何をしても全否定されるので、ベテラン看護師も若い看護師も師長のご機嫌とりをして、好かれようと必死でした。
そして、好かれた人は、自分も好き嫌いで態度を変えたり、人格否定するようになったりと師長化していくのです。
なんて病棟なんだろうと、私はいつもドン引きで「絶対に染まらない!」と付かず離れずをキープしていましたが、そんな人たちと一緒に働いていくことに心底嫌気がして退職しました。
今でも、あの病棟にいたことによって自分も性格悪くなったんじゃないかと怖くなることがあります。
「性格悪い」はうつる可能性がある!
私はこの体験から、性格悪いのってうつるんだと知りました。
特に、上の立場の人の性格が悪い場合や、性格悪い人に好かれようとする人はうつりやすいんじゃないかと思います。
ですから、このような人が多い職場では、性格悪い看護師がどんどん増えていく可能性があります。
そして、もしかしたらあなたも無意識のうちに性格が悪くなってしまう危険もあるんです!
そんな職場にいるあなたは、うまく付き合おうとするよりも、思いきって転職してみてはどうでしょうか?
性格悪い看護師が、もうすぐ退職や異動などでいなくなることがわかっているならいいかもしれません。
しかしひとり強烈な人がいなくなっても、その仲間たちが同じように性格悪くなることも大いに予想されます。
先ほど話した師長も、私が退職した後に退職したそうですが、結局師長の取り巻きたちが師長化していて、環境はあまり変わっていないそうです。
どうしてもその職場でやりたいことがある、その人以外はみんないい人だから転職したくないという看護師さんは、うまく付き合いながら頑張ってみてください。
でも、本当に他の職場ではやりたいことができないのか、情報収集をしてみることをオススメします。
もしかしたらやりたいことができて、性格悪い人がいない理想の職場があるかもしれませんよ!
転職もアリだなと思うあなたは転職サイトに登録を!
とにかく早く転職して性格悪い看護師から解放されたい、頑張ってはみたけど性格悪い看護師とどうにもこうにもうまく付き合えない、いつかは転職したいと思っていたからこの際転職しちゃおうか、というような人たちは、看護師の転職サイトに登録することをオススメします!
転職サイトに登録すると、転職コンサルタントがあなたにピッタリの職場を探してくれます。
「性格悪い看護師がいない職場なんて無理でしょ?」と思うかもしれませんが、無理ではありません!
転職コンサルタントは、看護師がどのような理由で退職し、何を求めて転職し、転職先にどのくらい満足しているかなど、様々な情報を持っています。
それらの情報をもとに、性格悪い看護師がいない、少ない職場を探すことができるんです。
転職サイトは、転職を決めた看護師でなければ利用できないわけではないので、少しでも転職を考えている人は登録だけでもしておくといいと思いますよ!
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まとめ
看護師は性格悪い人が多いと思われがちですが、そんなことはありません。
職業柄、ちょっと気が強くなる傾向にあるだけなんです。
しかし、本当に性格悪い看護師がいるのも事実で、そんな看護師とは、「自分は絶対に同じことはしない!」と心に決めて、割りきって付き合うしかありません。
ですが、性格悪い看護師が上の立場である場合や、人数が多い場合、性格悪い看護師に気に入られようとする人が多い場合、その職場では性格悪い看護師がどんどん増えていく可能性があるんです。
怖いですよね。
そんな職場にいる人は転職することをオススメします。
性格悪い看護師ばかりの職場にいたら、あなたまで感染する危険がありますからね。
そして、看護師はただでさえストレスの多い仕事ですから、性格悪い看護師にまでストレスを感じていては精神的に相当きついと思います。
転職コンサルタントに性格悪い看護師がいない、または少ない職場を紹介してもらいましょう。
性格悪い看護師がいない職場で働くのは、余計なストレスがなくて本当に働きやすいですよ!
性格悪い看護師から解放されて、イキイキと働けるように私も応援しています!
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