夜勤専従看護師って実はお得!楽に高い給料を得るメリット!
更新:2023/03/29
[お仕事について]こんにちは!ママナースあつ子です。毎日の業務、お疲れさまです。
夜勤専従看護師の良さを、今回はお話ししたいと思います。
看護師といえば、「夜勤のある不規則な仕事」というのが代名詞ですよね。
多くの看護師が、フルタイムで日勤と夜勤をしながら働いていると思います。
長年続けていれば、不規則な生活に慣れてくるとは言え、年齢を重ねるにつれて辛くなったり、子育てや介護などで夜勤をすることが難しくなったり、そうなると日勤のみの仕事を選ぶ人が多いと思います。
ですが看護師には、夜勤専門で働く夜勤専従という働き方もありますよね。
夜勤専従というと、どういうイメージですか?
夜勤ばっかりで大変、夜勤専従で働いている人は少ない、給料は高いらしい、などでしょうか。
さあ、そんな夜勤専従の実態について詳しく見ていきましょう!
夜勤専従看護師は、月9回の夜勤でフルタイムと同じくらい稼げる!
夜勤専従看護師として働くということは、元から夜勤が好きだったり、苦にならないという人や、日中は他にやりたいことがある人にはとても効率的で魅力的なんです。
しかし、実際に夜勤専従として働いている看護師は少なく、なかなかその実態を知ることが難しいと思います。
まず、気になる夜勤専従看護師の働き方や給料について見ていきましょう。
- 夜勤できる回数は月9回まで、というところが多い
- 夜勤手当の相場は、1回3万円!
夜勤できる回数は月9回まで、というところが多い
夜勤専従看護師は、月に何回夜勤ができるのでしょうか。
日本看護協会は、夜勤専従看護師の労働時間について『労働基準法上の制限はありませんが、負担の重い「夜勤」をもっぱら行うため、本会としては、夜勤専従者の夜勤時間数の上限を月144時間とする必要があると考えています。』と述べています。
2交代だとだいたい16時間勤務なので、144÷16=9で、1ヶ月に9回まで夜勤ができることになります。
月に9回の夜勤ということは、それ以外の12日は休みということですよね。
夜勤明けの日も自由に使えると思えば、かなりの時間をプライベートに使えることになります。
連休も多いですし、昼間の時間は育児や介護、または他の仕事などに充てたいという人には、とてもいいのではないでしょうか。
夜勤手当の相場は、1回3万円!
夜勤専従の看護師は夜勤1回あたり、平均的にいくらもらえるかというのをまとめました。
- 2交代 :30500円
- 3交代(準夜勤):18000円
- 3交代(深夜勤):23000円
- 一般病院:30800円
- 大学病院:32000円
- 精神病院:26700円
- 介護施設:30500円
- 病棟 :30900円
- ICU :31200円
- オペ室:34500円
- 救急部:30800円
病院・病棟の種類による大きな差はなく、2交代で1回約3万円の手当がつくことがわかります。
これ以外にも、夜勤専従者に対する特別な手当や、助産師の場合は出産ごとに手当が加算されたりすることもあります。
1回3万円の夜勤を月に9回したとすると、27万円ですよね。年収にすると324万円です!日勤+夜勤より自由な時間が多いのに、これだけ稼げるなんて魅力的だと思いませんか?
常勤の夜勤専従看護師は、福利厚生も充実!
上記の給料、年収・月収は非常勤で夜勤専従をした場合の目安になります。
夜勤専従看護師というとアルバイトなど非常勤というイメージかもしれませんが、常勤として働くこともできるのです。
- 常勤は非常勤より夜勤手当は少なくてもトータルの給料では勝ち!
- 常勤のメリット
常勤は非常勤より夜勤手当は少なくてもトータルの給料では勝ち!
常勤の場合、1回あたりの夜勤手当は15000円程度であることが多いです。非常勤の3万円に比べると半額ですよね。夜勤を9回したとしても約14万円です。
しかし、基本給が20万円だとすると給料は約34万円となり、非常勤よりも多くなります。年収にすると402万円です!
また、常勤だとボーナスがもらえます。日本看護協会による、平均的なボーナスは年間89万円なのでプラスすると、491万円にもなります!
さらに、住宅手当や家族手当などの各種手当もつきますから、もっと高くなると思います。看護師の平均年収である519万円と同程度もらえる可能性も大いにあると思いますよ!
常勤のメリット
常勤のメリットは、なんといっても福利厚生がきちんとしていることです。常勤であれば、他の正社員同様に様々な手当やボーナス、退職金がもらえます。また、給料アップも見込めるでしょう。
産前・産後休暇や育児休暇も取得することができますし、病院に寮や託児所がある場合は使用することができます。
正社員と同様に手厚い保証を受けることができるので、安心して働くことができると思います!
また病院によっては、夜勤専従として一定期間働いたら、日勤+夜勤のフルタイムに移行するなど、自由な働き方が可能であると思います。選択肢が広がりますね!
夜勤専従看護師は、金銭的にも身体的にも精神的にもメリットがたくさん!
では、夜勤専従看護師のメリットを具体的に見ていきましょう。
- 自由時間が多く、給料が高い
- 体調管理がしやすい
- 人間関係によるストレスが少ない
- 昼間の研修は免除!
- 落ち着いているか忙しいか、好きな仕事量を選べる!
自由時間が多く、給料が高い
これはずっと述べていることですが、少ない勤務日数で、フルタイムと同様かもしくはそれ以上の給料をもらえます。
昼間は自分のために時間を使うことがでるので、とても効率のいい働き方ができます。
体調管理がしやすい
そして、夜勤専門で出勤時間が一定なので、体調や時間の管理がしやすいのです。夜勤だけ、と聞くと大変そう!と思ってしまいがちですが、そうではないんですね。
しかし、元から朝型で夜勤がきつい、という人には厳しいかもしれません。夜型で夜勤が苦にならないという人は、楽に働くことができると思います!
人間関係によるストレスが少ない
夜勤だと関わる看護師や医師も少ないので、気の合うスタッフと一緒であればストレスが少ないことが多いです。
夜勤は日勤に比べてケアが少ないですし、眠気覚ましのためにスタッフと雑談したりする時間が多いですよね。
気の合うスタッフではなくても嫌いなスタッフでなければ、人間関係のストレスはかなり軽減されると思います。これも、人間関係に悩むことが多い看護師には大きなメリットのひとつだと思います。
昼間の研修は免除!
夜勤専従なので、当然ながら日中の研修やリンク会議などは免除されます。
看護師は業務外の研修などが多く、負担になっていることが多いので、それがないというのはストレスなく働けると思います。
注意点
しかし病院によっては、必須の研修などもあり参加を促されることもあります。そのような研修はあるのか、どのくらいの頻度であるのかなど、事前にきちんと確認しておくことをオススメします!
落ち着いているか忙しいか、好きな仕事量を選べる!
夜勤専従をするなら、精神科や慢性期病棟など、落ち着いている病棟がいいでしょう。
夜間は患者さんがぐっすり眠っていて、看護師はしっかり休めるという病棟が人気です。しかし、そのような病棟は夜勤手当が少なめであることが多いです。
しかし、落ち着いているのは楽でいいけど張り合いがない!という人や、バタバタ忙しい方が時間が早く過ぎるからいい!という人もいるでしょう。そのような人は、ICUや急性期病棟がいいと思います。忙しい病棟は夜勤手当も高いです。
どちらでも好きな仕事量を選ぶことができるのです。
注意点
ですが、夜勤は長いのでどんなに忙しくても休憩がきちんととれるか、とれなかった場合には残業代をもらえるかなどを確認しておく必要があります。
仕事量を選んで成功した友人の話
私の同期で、2つの病院で掛け持ちして夜勤専従をしている人がいましたが、1つは落ち着いている病棟、もう1つは忙しい病棟と分けてメリハリをつけていると言っていました。
掛け持ちしている時点で、なんてパワフルなんだ!と驚きましたが、彼女は上手に働いて、お金が貯まると休職して趣味に没頭!お金がなくなったらまた働く、というサイクルで本当に自由にキラキラした生活を送っていましたよ!
夜勤専従看護師には残念ながらデメリットもある
夜勤専従看護師はこのように魅力的ですが、もちろんメリットだけではなくデメリットもあります。
どんなものがあるのでしょうか。
- 体調不良で長くはできない
- 看護技術がレベルダウンしてしまうかも
- 出世できない
- 昇給しない
- 思い通りのシフトは難しい
- 責任感、判断力が必要
- 求人が少ない
体調不良で長くはできない
人間は、昼間活動し、夜は寝るものとしてできているので、やはり昼夜逆転の生活を続けると、様々な体調不良を来すことがあります。
例えばホルモンバランスを崩して、生理不順や不妊症になってしまったり、頭痛やニキビ、抜け毛に悩まされたという声もあります。
何の症状もなく長年続けられる人もいるかもしれませんが、できれば期間を決めて集中して働くという方がいいかもしれません。
看護技術がレベルダウンしてしまうかも
日勤と比べ、夜勤はケアすることが少なく、看護技術がレベルダウンしてしまう可能性があります。
また夜勤中に急に処置が必要になった場合などに、スムーズに介助できなかったりするかもしれません。そのようなことがないよう、常に自主的に学習することが必要になると思います。
出世できない
夜勤のみで日勤のことを知らないので、常勤であってもなかなか管理職への昇格は難しいかもしれません。
出世に興味がない人はいいですが、出世したいと思う人は、やはり夜勤専従は期間限定として日勤もやりながら管理について学ばなければならないでしょう。
昇給しない
常勤であれば、基本給の上昇が見込めるかもしれませんが、非常勤の場合は昇給しないことがほとんどです。
長期間働かないのが前提とは言え、少しも給料が増えないというのは残念ですよね。なので、最初から夜勤手当が高い病院を選ぶことが大事だと思います。
思い通りのシフトは難しい
日勤と夜勤のミックスで、連勤は何日までとか、夜勤は続いてはいけないなどの制約がありながら働いている人がほとんどです。
なので夜勤専従の人の希望ばかりを取り入れるというのは難しいと思います。
前述した、休職したり働いたりと自由な同期は、どちらの病院も非常勤でした。ですので、そのように自由に働きたいという人は非常勤の方がいいかもしれませんね。
それでも全てのシフトを自由に、というわけにはいかないと思います。
責任感、判断力が必要
介護施設などでの夜勤は、看護師が自分一人ということが多く、様々な判断力を求められることがありますので、看護師としての経験が必要になると思います。
一般的な病棟でも夜勤は看護師が少ないので、判断力を求められる場面は多いでしょう。また夜勤のみですので、患者さんの日勤での様子をきちんと把握するべく、しっかり情報収集をしなければなりません。
当然のことですが、夜勤だけだからと手を抜かず、きちんと看護するという姿勢や責任感が必要です。
求人が少ない
体調不良を来すなどのデメリットがあり、夜勤専従という働き方は縮小傾向にあります。夜勤専従として働いている人は少ないですもんね。
そして求人が少ないために、ここしか募集してないからここでいいや!と飛び付いて失敗するというパターンもあります。
失敗しないよう、事前の情報収集がとても必要になるのです。
夜勤専従看護師の注意点とデメリットの一部は転職サイトで回避
夜勤専従看護師はデメリットもありますが、病院選びさえ間違えなければ注意点とデメリットの一部は回避できることが多いのです。
しかし求人情報だけではわからないことが多く、一人で転職しようとすると病院選びに失敗してしまう危険があります。
転職コンサルタントは、心強い味方!
例えば、メリットのところで注意点として挙げた、昼間の研修が免除されるのかどうかや、休憩がきちんととれるのかというのは、夜勤専従として働く上で、働きやすさを左右するとても重要なことですので、しっかり確認しておく必要があります。
ですが、求人情報には記載がなかったり、あっても実態とは違っていたりすることがあります。そうなるともうお手上げですよね。何を信じたらいいの?怖くて転職なんてできない!という声が聞こえてきそうです。
ここは転職サイトの転職コンサルタントに協力をお願いしてみてはどうでしょうか?転職コンサルタントはその名の通り、転職のスペシャリストですので求人情報だけではわからないたくさんの情報を把握しているのです!
看護技術が落ちる危険がある、判断力や責任感が必要、求人が少ないというデメリットも、転職コンサルタントに相談することによって解決できるのです。
なるべく看護技術を維持できるような病院、自分の経験値に合っていて過度な責任を負わされない病院など、転職コンサルタントが探してくれるでしょう。
また、転職コンサルタントは非公開求人の情報も持っていますので、たくさんの病院の中からあなたに合った病院を選ぶことができます。
とっても心強いですね!
まとめ
いかがでしたか?夜勤専従は、体さえきつくなければとても魅力的な働き方ですよね。
少ない勤務日数でフルタイム勤務と同じくらいの給料を手にすることができ、日勤の様々な煩わしい業務が免除され、夜勤でゆっくり働けるなんて、夜勤好きな私からしたら夢のような話です!
看護師としての判断力や責任感は、フルタイムと変わらず必要とされますので、その意識をきちんと持っていれば、夜勤専従でも問題なく働けると思います。
そして、夜勤専従として成功するために、病院選びの際には是非とも転職コンサルタントに頼ってみてくださいね!
仕事はもちろんプライベートも充実させながら、生き生きと働けるよう応援しています!
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執筆者情報
- 看護師進路相談所は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。