看護師の夫が転勤族!付いていくと決めたあなたにオススメの働き方!
更新:2023/03/31
[転職について]こんにちわ!ママナースあつ子です。毎日の業務お疲れさまです。
「看護師さんって、夫が転勤族でも、どこへでも付いていって働けるからいいよねー」と言われたことありますか?
もしくは、そう思っている看護師さんはいませんか?
私も、結婚して遠くに引っ越し、またそこで看護師をしている友人たちを見て同じように思っていました。
しかしよくよく考えると、結婚して遠くに引っ越すのと、転勤族の夫に付いていくのとは、大きな違いがあります。
確かに看護師の求人は全国的にありますし、「働きたいのに働けない!」ということは少ないかもしれません。
しかし、転勤族の夫を持つ看護師は、いろいろな制約があり普通の看護師のようには働けないことが多いのです。
そのストレスは、私のような未経験者には簡単には想像できないくらい、相当なものだと思います。
ということで、今回は看護師が転勤族の夫を持つということはどういうことなのか、看護師を続けるのならどのような働き方がいいのか、考えていきましょう!
実際に転勤族の夫を持つ看護師さんだけでなく、独身の人も既婚の人も必見ですよ!
転勤族の夫がいる看護師の悩みやストレスを知って、あなたの周りの転勤族の妻である看護師さんのことを理解できる機会になるといいなと思います!
看護師の夫が転勤族!そのメリットデメリットは?
看護師の夫が転勤族だと早いと1~2年、長くても10年くらいで夫が転勤を言い渡されるため、付いていくのであれば、看護師のあなたもその都度辞めなければなりません。
転勤の間隔は定期的ではなく、2年だったり5年だったりバラバラで、転勤の辞令が出るのも3ヶ月前だったり2週間前だったりと、会社や状況によってかなり差があります。
2週間前に突然転勤と言われて、引っ越しの準備をしながら、退職の手続きもしなくてはいけない、その大変さは想像を超えるものだと思います。
そんな、とにかく大変というイメージのある転勤ですがメリットもあります。転勤族の夫を持つ看護師のメリットとデメリットについて紹介していきますね。
- 転勤族の夫がいる看護師のメリット
- 転勤族の夫がいる看護師のデメリット
転勤族の夫がいる看護師のメリット
転勤の夫を持つ看護師特有のメリットには以下のようなものがあります。
- いろいろな職場で働ける
- 柔軟性や判断力が身につき、経験値が上がる
- 交友関係が広がる
- いろいろなトラブルをリセットできる
- 各地の観光地に行きリフレッシュできる
看護師であればどこでも働くことができるので、各地のいろいろな病院、施設で働くことができます。
さまざまな病院で働くことで、柔軟な対応ができるようになったり、判断力がついたり、社交性を身につけることもでき、看護師としてレベルアップすることができます。
各地に看護師仲間ができて、ネットワークが広がるのも魅力的です。
また人間関係などでトラブルがあったとしても、「何年かの辛抱だから」と思って耐えることができたり、実際に次の転勤時にはトラブルから解放されるのもメリットですよね。
日本全国いろいろな場所に住むことができ、各地の観光名所を巡ったり、文化に触れたりすることでリフレッシュできるのも転勤族ならではのメリットです。
転勤族の夫がいる看護師のデメリット
次は転勤族の夫を持つ看護師特有のデメリットです。
- 1から仕事を覚えなければならない
- 職場、人間関係に馴染むのが大変
- 給料が上がらない
- 管理職になれない
- 働ける職場が限られる
最大のデメリットは、仕事を1から覚えなければならないこと、スタッフや患者さんとの関係を1から構築していかなければならないことですよね。
病院や病棟によって、やり方や雰囲気って全然違いますよね。
看護師は女社会なので、馴染むまでのストレスは大きく、何度転職しても慣れることはないと思います。
また転職して最初のボーナスは少ないし、短期間で辞めるので給料もなかなか増えません。
退職金ももちろん少ないし、地方の病院だと同じ仕事でも給料が低いこともあるので、金銭的にも不利ですよね。
そして同じ病院で長く働けないので、管理職に就くのも難しいです。
地域の利用者のことを継続的にしっかり把握しなければならない保健師や訪問看護などの分野では、いつ辞めるかわからない転勤族の妻だと採用されないこともあります。
看護師だからどこでも働ける、というわけにはいかないこともあるんです。
看護師の、夫が転勤族であるがゆえの悩み
看護師が、夫が転勤族であるために抱えている悩みにはどんなものがあるのでしょうか。
- 次は、いつどこへ転勤かと常にドキドキしている
- 将来の計画が立てられない
- どうせまた転勤するんだから、と本気になれない
- なんで自分ばかり仕事を辞めなければいけないのかと虚しくなる
やはり、転勤族の妻は「今日夫が帰ってきて、また転勤だって言われたらどうしよう!?」ということを常にドキドキしています。
1年後に自分がどこにいるかわからないので、将来の計画が立てられません。
「この病院で、この分野を極めたい!」というのは難しいでしょうし、「認定看護師になりたい」と思っても、受験や在学するタイミングをよく吟味しなければなりません。
また、看護師は責任感の強い人が多いので、いつ辞めるかわからないとは言え、今の病院での仕事は責任を持ってきちんとこなしたいと思っている人は多いと思います。
しかし、いつ転勤になるかわからないので、大事なポジションに就くことができなかったり、だからと言って楽な仕事ばかりさせてもらうのも申し訳なくて、葛藤することが多々あります。
「どうせ辞めるんだから」と仕事へのモチベーションが上がらないこともあるでしょう。
夫は転勤することにより給料や地位が上がっていくのに、自分は転勤の度に辞めなければならず、昇給や出世はできませんから、不平等さや虚しさを感じることもあるかもしれません。
「転勤族って、私って、なんなんだろう…。」と思ってしまうこともありますよね。
しかし頑張って働いている夫のことを思うと、家族みんなを私がしっかり支えてあげなくちゃ!と思ったり、いろいろなことでモヤモヤ葛藤して、悩んでいるのではないでしょうか。
看護師の、夫が転勤族であるがゆえの悩みの解決策
看護師の、夫が転勤族であることによる悩みには、解決策があります。
解決策は、家族構成や状況によって変わってきます。今はこの解決策を選ぶけど、今後はこの解決策も視野に入れておくなど、臨機応変に対応していくことが必要になります。
- 夫に付いていくか、単身赴任してもらうか考える
- 付いていくと決めたら、開き直る
夫に付いていくか、単身赴任してもらうか考える
転勤族の夫を持つ看護師の悩みの多くは夫に単身赴任してもらうことで解決できます。
夫に単身赴任してもらえば、あなたは同じ病院で働き続けることができ、昇給や出世も可能です。やりたいことを突き詰めることもできます。
しかし、単身赴任には、お金がかかる、家事や育児を夫婦で協力してできないなどのデメリットもあります。
週末に夫が帰ってくるとイライラするなんて話も聞きます。
ですので、基本的には夫に付いていくのがいいのではないかと私は思います。
子どもが小さい場合、「実家のサポートが受けられる場所にいたい!」「夫より実家の母の方が頼れる!」という話はよく聞きますが、やはり家族はみんな一緒がいいんじゃないでしょうか。
「転勤の大変さを知らないくせに!」と言われそうですが、絶対付いていきなさい!というわけではなく、やむを得ない理由がないのであれば、付いていったほうがいいんじゃないかなと思うんです。
しかし子どもが大きくなってきたり、親の介護が必要になってくると話も変わってきます。
子どもが転校することをどうしても嫌がったり、逆に高校生になると簡単には転校できなくなってきたりします。
また、親の介護が必要になり、自分がそばにいないとどうにもならない場合もあるかもしれません。
そうなると、夫に単身赴任をしてもらわなければならなくなることも出てくるでしょう。
子どもが一人暮らしできるようになったら、またあなたは付いていくなど、そのときの状況によって変えていくことが必要です。
事前に、「次は、今後は、どうしようか」と夫と話し合っておくといいでしょう。
付いていくと決めたら、開き直る
転勤族の夫を持つ看護師の悩みを解決するもうひとつの方法は、「夫に付いていく!」と決めて開き直ることです。
転勤族というのはやはり普通の会社員とは違うので、あなたも普通の看護師とは違うということを受け入れて、開き直って働きましょう。
転勤に付いていき、自分も病院を転々とすることを決めたのなら、1から仕事を覚えたり、1から人間関係を構築していくことは仕方のないことだと諦めるしかありません。
給料が増えないこと、ボーナスや退職金が少ないこと、管理職に就けないことも残念ながら諦めないといけません。
同じ職場でその分野を突き詰めてバリバリ働くことも、転勤に付いていく間は諦めざるを得ないでしょう。
その分、他の看護師と違って、いろいろな施設や分野で働けること、人間関係などの煩わしさに縛られずに働けることなど、メリットに目を向けてみてください。
すぐに辞めなければならないのなら、バリバリ働くよりも辞めやすい病院で気楽に働くというのもアリなんじゃないですかね?
しかし、そうは言ってもすべてを諦めなければならないわけではありませんよ!バリバリ働くな、と言ってるわけでもありません。ご安心ください!
昇給は期待できなくても最初から給料の高い病院、希望の診療科で働ける病院、仕事内容があまり複雑ではなく覚えやすい病院、人間関係が良く馴染みやすい病院などは、各地にあるので諦めることはありません。
また、バリバリ働きたい人は、期間限定でもバリバリ働ける病院を探すこともできるんです!
看護師が、夫が転勤族でも働き続ける場合の働き方
看護師が、夫が転勤族でも働き続けたい!という場合、オススメの働き方や病院がありますので、紹介しますね!
働き方の参考にしてみてください。
- クリニックや外来でパートで働く
- 保育園激戦区では、託児所のある病院を選ぶ
- 土日祝のみの勤務という働き方
- 夜勤専従で働く
- 派遣・単発パートで働く
- 全国展開している病院で働く
- 訪問看護、企業看護師は難しい
クリニックや外来でパートで働く
クリニックや外来なら、夜勤がなく働きやすいです。
パートならさらに短い時間で働けるので、新しい環境に馴染むために頑張る家族のフォローにも、しっかり時間を使うことができます。
また患者さんを通して、地域の雰囲気や情報を得ることもできるため、早く馴染めます。
しかし、看護師の人数が少ないクリニックなどでは休みづらかったり、クリニックによっては午前診療と午後診療の間が数時間空くことがあります。
そのよう勤務時間でも働けるのか考え、難しいのであれば、午前だけ午後だけという働き方はできるのか、きちんと確認してくださいね。
保育園激戦区では、託児所のある病院を選ぶ
小さい子がいて保育園に入れたい場合、地域によって保育園入園のハードルはかなり違うので、事前のリサーチが必要です。
働いていなくても保育園に入れる地域がある一方で、仕事をしていないと入園できない激戦区もあります。
転勤先が保育園激戦区の場合、時期にもよりますが保育園に入れるのは難しいので、託児所のある病院を探すといいでしょう。
託児所があれば、フルタイムでも安心して働くことができます。病児保育が付いていればなお良いですね!
転勤先には頼れる人がいないという場合が多いので、保育園に入れた場合でも、病児保育をしている施設や地域の子育て支援にはどのようなものがあるかなどもチェックしておいてくださいね。
土日祝のみの勤務という働き方
夫が土日祝日は休みで子どものお世話をしてくれる、平日は子どものことで忙しいので週末だけ働きたいという看護師さんは、土日祝日のみ働くこともできます。
夫が子どもをみてくれれば、子どもが体調を崩したとしてもあなたは休まず働けるので、安心ですよね。
土日祝日のみの仕事には、病棟や介護施設、休日診療所などがあります。
地域や季節によって、土日祝日でも患者さんがいっぱいで忙しい!ということもありますが、基本的には落ち着いて働けます。それでいて給料が高いことが多いです。
しかし看護師の人数が少ないと休みづらいですし、夫と休みが合わないので、家族みんなで出かけることができないというデメリットもあります。
夜勤専従で働く
子どもが大きかったり、夫の協力が得られるのであれば、夜勤専従という働き方もあります。
落ち着いている病棟での夜勤専従を選べば、日中は家のことをある程度やって、夜勤に行くことができます。夜勤明けでも、少し休めば動けるかもしれません。
夜勤専従は給料も高いですし、病棟で働けるので、クリニックでは物足りないとか、看護師としてのスキルを維持したいという人にはオススメです。
派遣・単発パートで働く
いつ辞めるかわからないので、どこかに就職して働くのは面倒だという看護師さんは、派遣や単発パートという働き方もあります。
数週間や数ヶ月など短期間の期限つきで働いたり、健診やイベントなど1日単位で働くこともできます。
人間関係や引き継ぎなど煩わしいことはほとんどなく、気楽に働くことができるでしょう。
しかし急に休むことはできないことが多いので、休まなくてもいいように予定をしっかり確認して、いろいろ手配しておくことが必要です。
全国展開している病院で働く
どうしても辞めたくない!という看護師さんもいるでしょう。そんな看護師さんは、全国各地に系列病院のある病院で働くのはどうでしょうか?
そうすれば給料やボーナス、退職金が増えていきますもんね。系列病院なら、電子カルテなど基本的なやり方は同じなので、覚えることも少なくて働きやすいです。
しかし全国展開していると言っても、転勤先に必ず系列病院があるとは限りません。系列病院にこだわりすぎると、夫婦どちらかの通勤時間がものすごく増えてしまったり、子どもにとって不便だったり、ということにもなりかねませんので、よく考えて選んでくださいね。
訪問看護、企業看護師は難しい
前述しましたが、夫が転勤族だと、訪問看護は難しいことがあります。
複数のスタッフで一緒に訪問するのであれば問題ないのですが、ひとりで訪問する場合、土地勘がなかったり、患者さんのことをしっかり把握していないと難しいことがあるのです。
また企業看護師も人気ですが、採用枠が少なく長く働ける人を採用することが多いので、残念ながら難しいです。
看護師が、夫が転勤族でも繰り返す転職を成功させられる強い味方
看護師の夫が転勤族で、付いていくと決めた場合、看護師であるあなたが転職を繰り返すことになるのは避けられません。
通常、転職の回数が多いと採用されずらくなったりしますが、夫の転勤が理由であれば、その点は問題ありません。
新しい場所への転勤が決まると、様々な手続きや調べ事、引っ越しの準備などに急に追われることになりますよね。
引っ越したからと言って落ち着くわけではなく、しばらくはドタバタする日が続くでしょう。
女性は自分のことより家族のことを優先しがちですから、自分の転職の準備まで手が回らないことが多いです。
しかも全く知らない土地での病院探しは、何から手をつけたらいいのかわからないくらい、大変です。
そんなときに、あなたに頼ってほしい強い味方がいるんです!それは看護師の転職サイト!
看護師の転職サイトは、全国の病院の情報を把握していますし、あなたの知らない、その土地や病院の雰囲気、給料の相場なども熟知しています。
あなたは、新しい土地でどのような働き方をしたいか、どんな条件で働きたいかを転職コンサルタントに伝えるだけでいいんです!
いろいろな手続きや引っ越しに集中し、新しい生活に馴染めるように頑張っている間に、転職コンサルタントがあなたの希望に合う病院を探してくれます。
次の転勤時には、また同じ転職サイトを利用すれば、転職コンサルタントもあなたの人柄や好みの条件などを把握しているので、効率よく病院探しができます。
繰り返す転職、急な転職も、信頼できる転職サイトを味方につければ、何の心配もいりませんよ!
しかし、看護師の転職サイトには悪質なものもあるのが現実です。信頼できる転職サイトを見つけるために、こちらもチェックしてみてくださいね!
<看護師の転職サイトのデメリットは、対処方法を知って回避しよう!>
まとめ
いかがでしたか?
看護師の夫が転勤族の場合、家族構成やそのときの状況によって、転勤に付いていくのか単身赴任してもらうのか選択に迫られることがあると思います。
転勤に付いていき看護師を続けようと決めても、それまでと同じように働くことは難しいことが多いので、諦めなければならないことも多いです。
しかし、それまでと同じように働けなかったとしても、看護師を続けられないわけではありません。
様々な働き方の中からあなたに合ったものを選び、新しい土地でも看護師として働き続けてください!
そのときは、看護師の転職サイトを利用することをオススメします。忙しい上に新しい土地について知らないあなたに代わって、病院探しをしてくれますよ!
悪質な転職サイトの見極めだけは怠らないでくださいね。
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転勤族の夫を持つ看護師さんが、これからも臨機応変に働き方を選びながら働いていけるよう、私も応援しています!
繰り返す転勤、転職、引っ越し、本当に大変だと思いますが、頑張ってくださいね!
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